新幹線総合車両センター

仙台駅から東北本線に乗車し利府駅へ。
途中の岩切駅から利府駅までは利府支線と呼ばれており、途中駅は新利府駅1駅のみ。
目的地である新幹線総合車両センターまでは徒歩で1kmほどの場所にあります。
東北新幹線車両基地ですが、JR東日本の新幹線(東北・上越・長野・山形・秋田新幹線)はこのセンターで全般検査が行われています。
ここでは新幹線車両、電気機関車蒸気機関車が保存されており、961形新幹線試作車については車内に入る事が出来ます。
961形新幹線試作車
1973年に登場した6両編成の試作車両で、全国の新幹線を走行可能なように計画された。
最初の試験走行は山陽新幹線の岡山−博多間で実施され、1979年から後に東北新幹線となる小山試験線で試験運転が実施された。
この試験運転時に当時の電車世界最高速度記録である319km/hを記録している。
試験終了後は長期間仙台総合車両所(現在の新幹線総合車両センター)に留置、現在では1号車と6号車の先頭車のみ保存されている。

961形新幹線試作車の運転台(961-6)

新幹線総合車両センター 2010/07/14)
200系新幹線(221-1+237-1)
1980年に製造された東北・上越新幹線用の車両。221-1は東京(上野)寄りの先頭車、237-1はビュッフェ車。

新幹線総合車両センター 2010/07/14)
953形新幹線試験車
952形・953形で構成された高速試験用新幹線STAR21は1992年に登場し、東北新幹線上越新幹線で走行試験が実施された。1993年の上越新幹線の走行試験では燕三条駅付近にて425km/hを記録している。
新幹線総合車両センターでは953-1+953-5が保存されている。

車体側面のロゴ。

新幹線総合車両センター 2010/07/14)