黒部渓谷鉄道

黒部渓谷鉄道は黒部川に沿って宇奈月駅から欅平駅までの20.1kmの路線で、トロッコ列車を使用した観光鉄道です。沿線にはダムや発電所があり、資材運搬列車や、関係者のための専用列車も運転されています。
観光列車についてはすべて定員制で時間と号車が指定されており、チケット予約サイトで事前に予約する事も可能です。
今回は事前に予約してなかったので、宇奈月駅で乗車券を購入するため窓口に並びましたが、かなりの混雑でした。
車両は普通客車(オープン型)、特別客車(窓付)、リラックス客車(窓付)、パノラマ客車(窓付)があり、列車により連結される車両が異なります。今回は往復とも特別客車(窓付)に乗車。
沿線は紅葉時期にはまだ早かったですが、黒部川宇奈月ダム、うなづき湖、出し平ダム発電所などの沿線風景を楽しみながら、約1時間15分ほどで終点の欅平駅に到着。次の予定もあったので、欅平駅では次に出発する列車で再び宇奈月駅へ戻ってきましたが、帰りの列車に乗ってる時には雨が降ってきました。
宇奈月駅
黒部渓谷鉄道の始発駅で、富山地方鉄道宇奈月温泉駅とは約200mくらい離れたと所にあります。

宇奈月駅 2009/10/18)
左側は富山地方鉄道宇奈月温泉駅。その横に黒部渓谷鉄道の車庫があり、引込み線が広がっている。

宇奈月駅 2009/10/18)
欅平駅
宇奈月駅から約1時間15分ほどで到着。線路はこの先まで伸びているが、トロッコ列車はここで終点。
今回は到着から30分ほどで折り返しの列車に乗るため、付近を少しだけ散歩して駅構内にある売店でお土産を選び。

欅平駅 2009/10/18)
欅平駅に到着したトロッコ列車

欅平駅 2009/10/18)
2列車が同時に停車可能な欅平駅のホーム。

欅平駅 2009/10/18)
折り返し運転に向けて入替中のトロッコ列車。先頭はEDR電気機関車と呼ばれる黒部渓谷鉄道の主力電気機関車で、通常は重連で運転されている。前の機関車はEDR24 。

欅平駅 2009/10/18)
駅に到着してから30分ほどで折り返し列車に乗ってしまったので、あまりゆっくり出来なかったが駅周辺を軽く散策。

欅平駅 2009/10/18)
駅名案内板。隣駅は小屋平駅と表記されているが、この駅は観光用ではなく、小屋平ダムの業務用駅となっており降りることはできない。欅平駅の標高は599m。

欅平駅 2009/10/18)
猫又駅
黒部川第二発電所の業務用駅。標高358mの所にあり、発電所への引込み線がある。
猫又駅の駅名版と黒部川第二発電所の看板。駅名が猫又駅となっているのは、この黒部川第二発電所は通称猫又発電所と呼ばれているため。

(猫又駅 2009/10/18)
黒部川第二発電所発電所への引込み線。

(猫又−出平間 2009/10/18)
冬季歩道
黒部渓谷鉄道は冬季の雪が多く、沿線には冬季歩道と呼ばれるトンネルが設置されている。12月から4月までは列車が運休(4月中旬に宇奈月−猫又間のみ運転開始)となるため、その間の作業員のための通路。

笹平駅 2009/10/18)