地下鉄12号線車両の試作車

地下鉄12号線(都営地下鉄大江戸線)の試作車が保存されている豊島区千早フラワー公園に行ってきました。
1986年に試作車として登場し試験線で各種試験が行われた後、1991年より同公園にて保存され日中のみ公開されています。
現在大江戸線を走行している車両とは形状がだいぶ異なりますが、小断面地下鉄の特徴でもある低い天井等など独特な車体形状は同じです。この試作車の試験結果を基に大江戸線リニアモーター式が採用されたようです。
全国の公園には新幹線や機関車が保存されているところは多く見られますが、地下鉄車両*1が保存されているのは珍しいのではないでしょうか。
12-001
現在、大江戸線を走行している車両とは形状がだいぶ異なっている。こちらの車両は側面窓が内倒し式である事が特徴。この車両については車内も公開されている。

(千早フラワー公園 2009/05/04)
12-001の車内
座席が木製のベンチとなっているが、つり革や手すりなどは残っている。

(千早フラワー公園 2009/05/04)
12-002
ホーム反対側の車両。こちらは集会場となっているようで、車内には入る事が出来ない。

(千早フラワー公園 2009/05/04)
この豊島区千早フラワー公園は池袋駅から有楽町線副都心線で1駅目の要町駅から歩いて10分程のところにあります。

*1:実際に地下区間を走行したかどうかは不明。