Windows Shutdownコマンド

Windows上で動作するアプリケーションが応答しなくなり、シャットダウンや再起動ができず結局ハードウエアの強制終了*1する事がごく稀にあります。
本当はハードウエアにもよくないので避けたいところですが、タスクマネージャを使用して「タスクの終了」や「プロセスの終了」を行っても応答しない時は仕方ないですよね。。。
そんな時、スイッチを長押して強制的に電源を切る前に試すのが「shutdown.exe」を使ってコマンドによるシャットダウン。WindowsXPでは標準で使用可能です。*2
通常コマンドによるシャットダウンはコマンドプロンプトを開き、

shutdown -s -t 0

となります。「-s」はシャットダウンを意味し、再起動にする時は「-r」。「-t」は秒数で、0は0秒の意味です。
応答がなくシャットダウンができなくなった時に試すのが、

shutdown -s -f -t 0

「-f」を追加します。ヘルプを見ると「-f」の意味は、「実行中のアプリケーションを警告なしに閉じます」とありますので、強制終了に近いと思いますが、ハードウエアの強制終了よりはよいかと思います。
このシャットダウンコマンドは、リモートデスクトップでログインしたPCをシャットダウンや再起動する時*3にもよく使います。
他にも、ネットワーク経由で他のPCをシャットダウンする事や、コメントを表示させることも可能です。

*1:つまりは電源スイッチ長押しによる電源OFF

*2:Windwos2000以前では、ソースキットと呼ばれる拡張ツールに含まれていた。

*3:リモートデスクトップでは、「スタート」からは切断しか選択できない。